今年も来た!「茶氷」シーズン 食べ比べも楽しい静岡県内62店のかき氷 夏の名物企画スタート

2025/07/01 08:42 

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 静岡県内の茶専門店やカフェなどで静岡茶を使ったかき氷を販売する「茶氷プロジェクト」(するが企画観光局主催)が7月1日、県内62店舗で始まる。県産抹茶や煎茶などのシロップ、粉末を使った各店特製のかき氷が味わえる。9月30日まで。
 静岡市葵区鷹匠の「chagama(チャガマ)」では、煎茶やほうじ茶を煮出した液を凍らせ、氷全体に茶の風味が際立つ商品を提供。バタフライピーを使った「虹のうた氷」は、レモンシロップをかけると色が変化し、視覚でも楽しめる。
 2018年に始まった夏場の名物企画。来店者を対象に昨年実施したアンケートでは、16・2%が県外からの来店者という結果も。期間中の販売は計10万食にのぼり、茶の新たな味わい方として県内外に浸透してきた。
 1月に同観光局に転職した松下皓子さん(34)も、茶氷に魅了されたひとり。「東京から毎年通って新しい店を巡っていた。茶氷をきっかけに静岡茶のおいしさや静岡の魅力にはまっていった」と回想。広報担当として、「ひとりでも多く私のようなファンを増やせるよう、発信していきたい」と意気込む。
 参加店舗などの詳細は観光案内所などで配布する小冊子や公式ウェブサイトに掲載。問い合わせは同観光局<電054(254)2215>へ。
 
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