日本一長〜いトイレットペーパー356m 全国のセブン‐イレブンで販売 通常の7・11倍、丸…

2025/06/25 08:54 

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 セブン―イレブン・ジャパン(東京)は今月、「日本一長い」356メートルの芯なしのトイレ紙を全国のコンビニ店舗で発売した。店名にちなみ、富士市の丸富製紙が通常の約7・11倍の長さに仕上げた。同市が民間企業や研究機関などと連携して普及促進に努める植物由来の繊維「CNF(セルロースナノファイバー)」を活用した。
 23日に丸富製紙の佐野武男社長らが市役所を訪れ、開発の工夫などを小長井義正市長に報告した。佐野社長は、長さだけでなく紙質のこだわりも説明。「原料の配合を工夫し、薄くても強度があり、滑らかな使い心地にした」と強調した。
 長尺ロールの製造を得意とする丸富製紙がセブン―イレブン・ジャパンと協議を重ね、1年近くをかけて開発。12日から販売している。同社によると、標準的なトイレ紙の1ロールの長さは50メートル。これまでの国内最長は6倍巻の300メートルだったが、最長記録に挑戦した。中心の穴の内側にCNFを吹き付けて強度を上げ、芯なしの弱点である輸送中のつぶれやゆがみやすさに対応した。
 シングル巻きで素材はパルプ紙。1個税抜き298円で販売している。
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