温泉旅館の空きスペースをオフィス化 スタートアップ誘致へ 静岡県、伊豆の4社をモデルに選出

2025/06/25 09:13 

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 静岡県はこのほど、温泉旅館の空きスペースにスタートアップ(新興企業)などを誘致する「温泉旅館オフィス化事業」のモデル事業者に、伊豆地域の4社を選んだと発表した。
 伊豆の豊かな温泉資源を生かして新たなヘルスケア産業の創出を目指す「伊豆ヘルスケア温泉イノベーション(ICOI)プロジェクト」の一環。旅館の宴会場などをオフィスに改修して企業に貸し出し、異業種連携を促したり、新製品・サービスの開発につなげたりする。
 選ばれたのは熱川プリンスホテル(東伊豆町)、香湯楼井川(伊豆の国市)、下田ビューホテル(下田市)、石花海別邸かぎや(南伊豆町)。今後、入居に向けたマッチングイベントの開催など伴走支援を本格化させる。
 温泉旅館へのオフィス誘致は嬉野温泉(佐賀県)の和多屋別荘が先行して取り組む。静岡県は同社の小原嘉元社長に地域資源活用アドバイザーを委嘱していて、今回の事業でも連携する。
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