清水エスパルス本拠地アイスタ 背もたれ付き観客席を5000席に 静岡市方針、国際大会基準へ

2025/05/30 07:41 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 静岡市は29日、サッカーJ1清水エスパルスの本拠地IAIスタジアム(清水区、アイスタ)をアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)などの国際大会基準を満たす施設にするため、背もたれ付き観客席を現在の2038席から5千席に増やす方針を固めた。改修費約1億8千万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を6月18日開会の市議会6月定例会に提出する。関係者への取材で分かった。
 メインスタンド側の席を改修する。議案可決後の8月から工事に入り、2026年1月ごろの完了を見込む。改修後の背もたれ付き観客席の割合は現在の10%から25%に向上する。財源は企業版ふるさと納税を活用する。
 同市ではJR清水駅前にサッカースタジアムを整備する構想があるが、事業化は決まっていない。
 26〜27年シーズンのACLE日本勢出場枠は3チームで、下位大会に当たるACL2は1チーム。25年のJ1の1、2位クラブと26年のJ1特別大会の優勝クラブがACLE、天皇杯全日本選手権覇者がACL2の出場権を得る。清水は現在リーグ9位。天皇杯は6月11日、2回戦に臨む。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報