規格外のネギ使って「啓陽餃子」開発! 高校生と地元企業、就労支援事業所が協力 浜松市中央区…

2025/05/30 08:27 

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 浜松市中央区の浜松啓陽高の生徒と農産物加工会社「Suke farm」(同区)、就労支援事業所「くるみ共同作業所」(同区)の3者が「啓陽餃子」を開発した。三方原産ネギの規格外品を使った餃子で、市内のファーマーズマーケットのイベントなどで不定期で販売している。6月21日に三方原開拓農協「土の市」直売場で販売する。
 地元農家の間で廃棄野菜の活用が課題となっていることから、生徒が規格外のネギを使った餃子を考案した。くるみ共同作業所の利用者が加工したネギの粉末を使い、餃子の皮に粉末を練り込んでネギのうまみを詰め込んだ。
 5月24日、同市中央区のファーマーズマーケット三方原店のイベントで「啓陽餃子」と名付けて販売し、情報コミュニケーション科の3年生とくるみ共同作業所の利用者が接客した。約100袋用意し、70袋以上が売れた。生徒代表の杉浦陸暉さんは「開発から販売まで大変だったが、多くの方と協力して販売できてうれしい」と話した。「Suke farm」の代表で、同校卒業生の高橋亮介さんは「社会に出るためにいい経験だと思う。販売の現場ならではの難しさも学んでほしい」と話した。
 啓陽餃子の開発は、商品開発などを考える授業「課題研究」の一環で実施した。過去には地元産のコメを使ったせんべいなどを企画した。
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