バウムクーヘン、もち麦、ジュース… 長泉ブランドPRの自販機人気 鮎壺公園

2025/05/09 08:09 

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 3月にリニューアルした長泉町中心街で最大規模の鮎壺公園(下土狩)で、地元ブランドの認定品などをPRする自動販売機の売れ行きが好調だ。公園利用者は最初の1カ月で約2万人に達し、キッチンカーの出店も増加。公園を管轄する町工事管理課の冨岡亘課長は「利用者が非常に多い。テラスに置いた自動販売機も大変盛況」と手応えを口にする。
 町は当初、テラスにカフェの出店を望んだが、民間事業者からアイデアを聞くサウンディング調査の結果「利用者の見込みが立たず採算が取れない」と断念した。しかし、公園内には世界ジオパークのジオサイト「鮎壺の滝」と世界かんがい施設遺産「本宿用水」があって観光バスが乗り入れるため、地場産品をPRする自販機の常設を決めた。
 バウムクーヘンやもち麦といった長泉ブランド認定品の他、JAふじ伊豆の寿太郎みかんジュース、地元パン店のラスクなど全26種類を販売する。開園初月に120個超売れた商品もあったという。キッチンカーの出店ができる登録業者も当初の1業者から10業者へと大幅に増えた。
 冨岡課長は「ラインアップを少しずつ変えて、地元店の商品もPRする場として盛り上がるのが理想」と期待を込める。
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