静岡市駿河区大谷の海岸にコククジラ 推定7m、成体か 専門家「西太平洋では珍しい」

2025/05/09 09:30 

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 静岡市駿河区大谷の海岸で8日、沿岸性のコククジラ1頭が遊泳している様子が見られた。推定体長は7メートルで、成体とみられる。海底の底生生物や甲殻類を餌にしているとされ、距離1キロ程度の海岸線で波間からたびたび背中を出して潮を吹く様子が確認できた。
 目撃されたのは国道150号沿いの海岸。水深は十数メートルとみられる。東海大海洋学部の大泉宏教授(海洋生態学)によると、西太平洋一帯では、コククジラが見られること自体が珍しい。数日間程度付近にとどまる可能性があるという。2015年にもヒゲクジラの一種のコククジラは同じ海域で確認されていて、その際にも数日間程度確認できた。背びれの形や背中の斑点模様などが特徴。
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