【あすオープン】レースもアウトドアも楽しめる! 富士スピードウェイにキャンプ場

2024/09/19 20:29 

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 富士スピードウェイ(SW)=小山町=の代表的な高速コーナー「100R」の内側に20日、キャンプ場が開業する。レース開催時を含めて通年で利用できる。国際的な最高ランクのサーキット場として世界初の取り組みで、モータースポーツとアウトドアの架け橋になる施設を目指す。
 100Rの内側エリア約2万平方メートルに、27テントサイトと9建物サイトを整備した。いずれも駐車スペースを併設。オートキャンプサイトは電源コンセントを完備し、愛犬をノーリードで遊ばせられるサイトも設けた。屋上デッキからレースを観戦できるガレージハウス、ホテルのような快適さのトレーラーヴィラ、1970年製のトレーラーがレトロな雰囲気を出すビンテージトレーラーコテージなど幅広い需要に応える。
 富士SWは2002年、日をまたぐ大型レースの際に来場者の場内滞在を許可する取り組みを始めた。近年は場内キャンプの文化が根付き、昼はレースに没頭し、夜は静けさと星空を堪能する唯一無二の体験が魅力になっている。富士SWの尾崎重昭プロジェクト統括部長は「キャンプ場の開設により、レースとアウトドアのどちらか一方に親しんでいる方も双方の魅力を気軽に感じられる」と裾野の広がりを期待する。
 トヨタグループが進める富士モータースポーツフォレスト・プロジェクトの一環で、全国に約20施設ある「RECAMP」ブランドの1施設として運営する。
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