静岡市葵区の林道のり面崩落 登山者やリニア工事作業員ら148人孤立 椹島ロッジ付近

2024/09/19 21:15 

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 19日午前9時10分ごろ、静岡市葵区田代の林道東俣線でのり面が崩落した。椹島ロッジを利用する登山者やリニア中央新幹線工事の作業員ら少なくとも148人が孤立した。けが人はいないが、体調不良を訴えた1人を市消防局がヘリで救助し、病院に搬送した。
 残りの登山者や作業員らは椹島ロッジなどに待機している。市によると、20日午前6時ごろからヘリで輸送する予定。
 現場は約700立方メートルとみられる土砂が道路をふさぎ、通行できない状態になっている。付近では一昨年の台風の影響を受けたのり面の復旧工事を行っていたが、崩落時に作業を行っていたかは調査中。
 市は現場の安全を確認した後、撤去作業を始める。作業完了には少なくとも2日かかる見通し。市は19日、難波喬司市長を本部長とする災害対策本部を設置した。
静岡新聞

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