富士市の岳南電車は１４日、「夜景電車」を運行した。吉原駅を出発して終着の岳南江尾駅を折り返す往復２本に計４７人が乗車し、移りゆく沿線の工場夜景などを楽しんだ。
　「日本夜景遺産」に認定されているローカル線の特別イベント。かぐや姫伝説にちなんで命名した「ふじかぐちゃん名月号」のヘッドマークを付けた２両編成で、車窓からの眺めをより堪能できるよう後方車両は車内照明を消した。
　電車は同市東部の工場地帯や商店街、住宅地をゆったりと進み、往復１８・４キロを４５分前後で走行した。