トランプ氏と高市首相、親密さアピール 「旧知の仲のよう」の声

2026/03/20 16:40 

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 高市早苗首相とトランプ米大統領は19日(日本時間20日)、ホワイトハウスでの出迎えで「ハグ」を交わすなど親密さをアピールした。報道陣が入る前の会談冒頭では、トランプ氏が2月の衆院選の大勝を称賛。政府高官は「旧知の仲のようだった」と述べた。

 「今日は特別な人に来てもらいました。日本史上、選挙で最も大きな成功を収めた。首相を支持できることを非常に誇らしく光栄に思う」。予定より約20分遅れて開始した会談で、トランプ氏は首相に「偉大な女性」と惜しみない賛辞を贈った。

 トランプ氏はこれまで、事実上の封鎖が続くホルムズ海峡の安全確保を巡り、連日のように日本を含む同盟国に協力を迫り、強い不満を示してきた。この日は一転して友好ムードの会談となり、日米首脳間の信頼関係の維持を内外に発信する形となった。

 会談の席では、首相が冒頭、緊張した様子で英語であいさつを始めると、トランプ氏は「優秀な通訳がいるから」と日本語の使用を促す気遣いも見せた。首相はトランプ氏をファーストネームの「ドナルド」と呼び、「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ。諸外国に働きかけてしっかり応援したい」などと語った。

 夕食会ではトランプ氏が「日米首脳のパートナーシップの下、日米は世界のどの国よりも強く、自由で成功した国になった」と語った。首相は、トランプ氏と緊密な関係にあった安倍晋三元首相が2013年に訪米した際に語った「ジャパン・イズ・バック(日本は復活した)」を引用。「日米同盟の新たな歴史の一ページを一緒に作っていこう」と呼びかけた。

 夕食会の会場には七つの円卓が並び、両国の閣僚のほか著名な企業経営者らが参加した。両首脳が座った中央の円卓には、ルビオ米国務長官のほか、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長、米IT大手グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)、男子ゴルフの松山英樹選手らが同席した。【飼手勇介(ワシントン)、松井聡(同)、野間口陽】

毎日新聞

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