<1分で解説>参政党・神谷氏「職員に辞職勧告」露メディア出演巡り

2025/07/16 16:03 

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 参政党の神谷宗幣代表が15日、党の参院選候補者がロシアの通信社「スプートニク」日本編集部のインタビューに出演したことについて、党本部に無断で許可を出した職員に辞職勧告をしたと明らかにしました。インタビューはX(ツイッター)で公開され、ロシアによるプロパガンダに利用される危険性が指摘されています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「参政党職員の辞職勧告とロシアメディア出演問題」を解説します。

Q 参政党の職員が辞職勧告されたって聞いたよ。何があったの?

A 参政党の参院選候補者がロシアの通信社「スプートニク」日本編集部のインタビューに出演することを、党本部に無断で職員が許可したため、その職員に辞職勧告が出されました。

Q 「スプートニク」ってなんだっけ。

A スプートニクはロシアの通信社で、日本にも編集部があります。ニュースやインタビューを発信しています。

Q どうして許可したのが問題なの?

A 神谷代表によると、参政党では、候補者がどの番組に出るかは、必ず党本部の許可が必要というルールがあり、そのルールを守らなかったからと説明しています。

Q ロシアのメディアに出ると何がいけないの?

A Xでは「ロシアによるプロパガンダに利用される危険性がある」と指摘する声が上がっています。

Q プロパガンダって何かな。

A プロパガンダは、特定の考えや意見を広めるために情報を使うことです。時には事実をゆがめて伝えることもあります。

Q 神谷代表は何て言っていたの?

A 神谷代表は「候補者がどの番組に出るかはすごく大事なことで、必ず党本部の許可を取って出ないといけないルールなのに、勝手に許可を出していた。私が許可をしたわけではないし、党の意向でもない。(出演を許可した)その職員には辞職勧告をしました」と話しています。

Q 「スプートニク」日本編集部はどう言っていたの?

A 「スプートニク」日本編集部は「私たちが参政党を含む特定の政党を支持したり、いわんや投票行動を呼びかけたりすることはありません」とXに投稿しました。

毎日新聞

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