「被災者が納得する対応を」 石川県町村議長会が鶴保氏に抗議文

2025/07/16 19:29 

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 自民党の鶴保庸介前参院予算委員長が「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことを巡り、石川県町村議会議長会は16日、自民党本部と鶴保氏の事務所に抗議文を提出した。

 抗議文は、鶴保氏の発言について「被災者の心情を踏みにじる極めて不適切なもの」と非難した上で「厳重なる抗議の意を表明する」と明記。「被災地や被災者の現状を直視し、真に被災者が納得する形での責任ある対応を強く要望する」と記した。参院選の遊説で森山裕幹事長は不在だったため、党本部では党職員が対応した。

 同議長会の福田晃悦会長は記者団に、鶴保氏が14日に予算委員長を辞任したことについて、「委員長を辞めて手打ちでは非常に恥ずかしい対応だ。厳正な処分を求めたい」と党に要求した。鶴保氏に対しては「議員活動を続けられるのであれば、被災地の状況を見てほしい。それが石川県の被災民の総意として受け取ってほしい」と語った。【東久保逸夫】

毎日新聞

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