ネパール土石流で「取り残される人たち」 被災地の社会的弱者

2026/09/05 11:20 

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 人の営みを突然奪う自然の脅威に言葉を失った。

 8月26日にネパールと中国の国境付近で発生した土石流だ。

 長くネパールなどで井戸を掘り、教育支援を行ってきた公益社団法人「アジア協会アジア友の会」(大阪市)は、今後の復旧復興の途上で協力しようと動き始めた。

 軍などによる救助活動が落ち着いた後が民間団体の出番なのだという。

 近隣のバングラデシュでも7月にモンスーンによる洪水や土砂崩れが発生し、国連によると推定128万人が被災した。

 一部ではいまだに食糧も足りない状況で、同会は寄付金で購入した米やレンズ豆などを届けている。

 首都ダッカから遠く離れた地方の集落には、バイクに荷物を山積みにして道なき道を行く。平時でも中央から忘れられがちな人たちが待っている。

 同会の讃岐太一郎さんは言う。「最初に影響を受けて、最後まで取り残される人たちがいます」。

 少数民族、貧困層、宗教的少数派、ひとり親家庭……。

 被災地では社会的弱者の抱える困難が一層深まる。ネパールの山あいの集落を思わずにはいられない。【武内彩】

毎日新聞

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