メルカトル図法でない「正しい世界地図を使って」 国連総会決議

2026/09/05 08:03 

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 国連総会は4日、アフリカ大陸などの実際の大きさを反映した「イコールアース図法」の世界地図を普及、奨励する決議を採択した。日本を含む各国では「メルカトル図法」の地図が広く使われており、教科書などの地図が差し替えられる可能性がある。

 メルカトル図法は16世紀、大航海時代の航海のために考案された。米国や欧州など高緯度の地域は距離や面積が拡大され、緯度が低いアフリカや南米は相対的に小さく描かれている。この地図では、アフリカとグリーンランドがほぼ同じ大きさに見えるが、実際はアフリカが14倍以上の大きさだ。

 アフリカ諸国は、メルカトル図法がアフリカが政策や教育で過小評価される要因の一つになっているとして、実際の面積比が反映された「イコールアース図法」の採用を求めていた。

 4日の総会では164カ国が賛成し、米国のみが反対。6カ国が棄権した。ロイター通信によると、米国は今回の決議が「思想的」なものであり、国際平和の実現に役立たないと主張しているという。

 決議を主導した西アフリカ・トーゴのドゥセ外相は4日、記者団の取材に「(今回の決議は)アフリカや世界にとって歴史的な瞬間だ」と評価。正しい地図は人々の「世界に対する認識」を修正するものであり、アフリカの経済的な潜在力に対する正しい理解にもつながると述べた。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

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