トランプ氏、イランへ「2段階」の攻撃検討 体制転換も視野 米報道
米紙ニューヨーク・タイムズは22日、核開発を巡る米国とイランとの交渉が決裂した場合、トランプ米大統領が「2段階」での攻撃を検討していると報じた。
最初に標的を絞った軍事攻撃を実施し、イランが譲歩しない場合は体制転換を視野に入れた大規模な攻撃に踏み切るという。
両国は26日にスイス・ジュネーブで協議を行うが、決裂すれば数日以内に米軍が限定的な攻撃をする可能性がある。トランプ氏はイラン国内にある革命防衛隊の本部や核施設、弾道ミサイル関連施設などへの攻撃を前向きに検討しているという。
同紙によると、トランプ氏は前回の米・イラン協議直後の18日、ホワイトハウスの作戦司令室でバンス副大統領らとイランへの攻撃計画について協議した。
トランプ氏は米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長とラトクリフ中央情報局(CIA)長官に、より幅広い戦略について意見を述べるよう迫った。ただケイン氏は1月3日に実施したベネズエラへの軍事作戦の際、事前に成功の見込みが高いことを伝えていたが、イランについてはより厳しい見方を示しているという。
米政権内には空爆だけでは効果が限定的との見方もある。
ただ、イラン国内に特殊部隊を投入し、地中にある濃縮ウランの製造拠点を含む核・ミサイル施設を破壊することもこれまでに検討されたが、イランでの地上作戦はより危険性が高いとして棚上げされているという。【ワシントン金寿英】
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