メキシコ麻薬王が軍事作戦で死亡 米国も23億円の懸賞金を提示

2026/02/23 10:03 

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 メキシコ治安当局が22日、メキシコ中部ハリスコ州で展開した軍事作戦で、「エル・メンチョ」の通称で知られる麻薬王、ネメシオ・オセゲラ容疑者が死亡した。ロイター通信などが報じた。合成麻薬フェンタニルやコカインの米国への密輸に関与したとして、米政府も1500万ドル(約23億円)の懸賞金をかけて行方を追っていた。

 報道によると、オセゲラ容疑者は元警察官で、同州を拠点とする国内有数の麻薬カルテル「ハリスコ新世代カルテル」の最高幹部。強制労働や人身売買などにも関与していたとされる。銃撃戦でオセゲラ容疑者は重傷を負い、メキシコ市に搬送中に死亡した。当局は装甲車両やロケットランチャーなどの武器を押収したという。

 麻薬対策を掲げてベネズエラの軍事作戦を強行したトランプ米政権は、隣国メキシコにも圧力を強めていた。ロイターは、米当局筋の話として、メキシコ国防省が主導した今回の作戦には米軍も関与したと報じた。

 米メディアによると、事件を受けて複数の州でカルテル側の報復とみられる車両放火や道路の封鎖が相次ぎ、ハリスコ州の人気リゾート地プエルトバヤルタの空港では、発着する全便が欠航となった。【ニューヨーク八田浩輔】

毎日新聞

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