朝鮮労働党大会、世代交代が鮮明に 中央委員は過半数入れ替え
北朝鮮を統治する朝鮮労働党は22日、党大会の会議で金正恩(キム・ジョンウン)総書記再選を全会一致で決めた。「核戦力を中核とする国の戦争抑止力が飛躍的に向上した」などと称賛した。国営の朝鮮中央通信が23日、伝えた。
党大会は19日から連日開催されている。22日付の総書記選挙に関する決定書は、正恩氏について「どんな侵略の脅威にも主体的に対処できる、あらゆる形態の戦争に万全の準備が整った革命的武装力を構築された」と強調。経済面でも「5カ年計画の遂行と全般的な経済成長の貴重な成果をもたらした」と称賛した。
総書記再選は「その偉大な成果に対する歴史の評価であり、全人民の選択と意志が込められた責任ある厳粛な立場の表明だ」と指摘した。
同党では21年の前回党大会で総書記職が復活し、金氏が就任。今回、再選が決まった。
22日は新たな党中央委員138人と中央委員候補111人も選出した。統一研究院(韓国)の洪珉ホン(ミン)先任研究委員によると、中央委員は過半数の73人が入れ替わった。このうち新たに中央委員となったのは51人で、世代交代が鮮明となった。
最高人民会議(国会)の崔竜海(チェ・リョンヘ)常任委員長や李炳哲(リ・ビョンチョル)軍需政策担当総顧問、南北問題を担ってきた金英哲(キム・ヨンチョル)元統一戦線部長ら、高齢の幹部が中央委員から外れた。引退との見方が強い。
また党大会では22日、金氏が掲げる「新時代の5大党建設路線」を思想的・理論的指針とするため、党規約の一部改正が行われた。
22日付の党規約改正に関する決定書は「党中央の唯一の指導体制を徹底的に確立し、中央集権的規律を強化する原則」に基づく改正を行ったとした。ただ、具体的な内容は記されていない。
金氏は2023年12月、南北の平和統一方針を放棄し、韓国との関係を「敵対的な二つの国家」だと表明した。党規約改正では、こうした内容が反映された可能性がある。【ソウル福岡静哉】
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