米中首脳会談、トランプ氏の焦点は「貿易・経済関係」 米政府高官

2025/10/25 10:59 

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 米政府高官は24日、トランプ大統領が30日に予定している中国の習近平国家主席との会談について「大統領が最も関心を持っているのは米中間の貿易・経済関係を議論することだ」と述べた。中国政府が発表した一部のレアアース(希土類)の輸出規制も協議するという。

 トランプ氏は24日夜に首都ワシントン近郊の基地を出発。マレーシアを皮切りに、日本、韓国の順でアジア3カ国を歴訪する。

 マレーシアでは、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳との会合などに出席する。日本には27~29日に滞在し、28日に高市早苗首相と初めて対面で会談。韓国では30日に習氏と釜山で会談する。習氏との対面での会談は、トランプ氏が1月に大統領に返り咲いて以降、初めてとなる。

 別の米政府高官は記者団に、今回のアジア訪問で「一連の経済協定に署名し、米国民のために成果を上げる」と話した。重要鉱物に関する合意も結ぶと語ったが、具体的な説明はしなかった。【ワシントン西田進一郎】

毎日新聞

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