インド機事故「機長がスイッチをオフに」 意図的か不明 米紙報道
インド西部アーメダバードで起きたエア・インディアのボーイング787の墜落事故を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は16日、コックピット内にあるエンジンへの燃料供給スイッチについて「機長がオフにした」との米当局者の見方を報じた。切り替えが過失か意図的かは不明で、インド民間航空省が調査を続けている。
同省が12日に公表した初期段階の調査報告書は、旅客機が滑走路を離陸した直後、燃料供給スイッチが何らかの理由で「オフ」になった結果、推力を失って墜落に至ったと指摘していた。スイッチが切り替わった詳しい経緯には触れていなかった。
WSJによると、コックピット内の音声記録では、スイッチがオフになった直後、副操縦士が「なぜオフにしたのか?」と尋ね、機長は「自分はしていない」と答えた。音声によると、副操縦士はパニック状態だったが、機長は平静を保っていたという。
当時は副操縦士が機体の操縦かんを握り、機長はフライトの監視役だったとされる。WSJは専門家の話として、2基のエンジンに対応する二つのスイッチが相次いで切り替わったことなどから、機長による意図的な操作だった可能性があると指摘している。
報告書を巡っては、インド当局は現段階では、機体の製造業者や運航する航空会社に対し、特段の対策は求めていないとしていた。事故では、乗員・乗客241人と地上で巻き込まれた19人の計260人が死亡。乗客1人だけが奇跡的に生き延びた。【ニューデリー松本紫帆】
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