米イラン核協議、15日の交渉は中止に 仲介国オマーンが発表
イランの核開発を巡る米国とイランの協議について、仲介国オマーンのバドル外相は14日、X(ツイッター)への投稿で、15日に予定されていた6回目の交渉が中止になったと明らかにした。イスラエルによるイラン国内の核施設などへの攻撃が続く中、イラン側は「交渉の意味がない」などと反発していた。
米メディアなどによると、トランプ米大統領はイスラエルによるイラン攻撃について「成功した」などと評価し、「彼ら(イラン)は今、真剣に交渉するかもしれない」と進展に期待を示していた。
一方のイラン側は、イスラエルが米国の了承を得たうえでイランに対する攻撃を始めたと批判。アラグチ外相は14日、「シオニスト体制(イスラエル)の蛮行が続いているのに交渉するのは正当化できない」と述べていた。
バドル氏はXで「外交と対話が平和の継続に向けた唯一の道だ」とも投稿したが、協議再開の見通しなどについては触れなかった。
交渉では、イランが核開発を制限する代わりに、対イラン制裁を解除する内容の合意成立を目指していた。ただ、イランがウラン濃縮の継続を主張しているのに対し、米国は完全に放棄するよう求めており、隔たりは埋まっていない。【カイロ金子淳】
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