支持率トップの野党候補、防弾ガラスの導入開始 韓国大統領選

2025/05/19 15:14 

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 韓国大統領選(6月3日投開票)で、進歩系の野党「共に民主党」から出馬した李在明(イ・ジェミョン)前代表(61)が19日、ソウル市で開いた屋外での集会で防弾ガラスを導入した。共に民主党は、暗殺やテロの危険性があるためだと説明しており、今後も使用するという。

 大統領選に金文洙(キム・ムンス)・前雇用労働相(73)を擁立した保守系与党「国民の力」の国会議員らは「政治的パフォーマンスだ」などと反発している。

 李氏は大統領選で支持率トップを独走するが、過激な発言が物議を醸すことがあり、嫌悪感を示す有権者も少なくない。2024年には南東部・釜山で男性に切りつけられ軽傷を負った。韓国紙によると、警察は李氏を脅迫するインターネット上の書き込みを8件確認し、捜査を進めている。

 李氏は防弾用ベストを着て選挙運動をしているが、万全を期すためとして陣営が防弾ガラスの設置に踏み切った。

 米国では前回の大統領選で、トランプ氏が演説中に狙撃された後、防弾ガラスを導入した。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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