円、5円近く急騰 一時157円台 政府・日銀が為替介入か

2026/07/31 10:28 

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 米東部時間30日午前(日本時間30日夜)のニューヨーク外国為替市場で、円相場が対ドルで急騰し、一時1ドル=157円台を付けた。短時間に5円ほど円高・ドル安が進んだ。157円台となるのは5月中旬以来2カ月半ぶり。政府・日銀が記録的な円安進行に歯止めをかけるため、円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った可能性がある。

 片山さつき財務相は31日、為替の急変動や介入について、報道陣に「その点について今はお答えできない。常に緊張感を持って対応している」と述べるにとどめた。

 ◇米当局が「レートチェック」報道も

 米通貨当局が介入の前段階である「レートチェック」をしたとの報道も出ている。三村淳財務官は同日、「米当局からは単なる精神的支援を超える支援を得ていると認識している」と報道陣に答えた。

 円相場に動きがあったのは米東部時間30日午前9時半過ぎだった。1ドル=162円台後半から2円ほど一気に上昇。その後も円高の勢いは続き、午前10時20分ごろに157円台後半を付けた。午後1時半過ぎにも159円台後半から1円ほど急騰する場面があった。市場では「介入の可能性が非常に高い」(ストラテジスト)との見方が出ている。

 ◇4月末~5月の介入規模は11兆円超

 実際に為替介入をしていれば、5月以来となる。政府・日銀は4月30日と5月に為替介入を複数回実施した。財務省によると、1カ月間(4月28日~5月27日)の介入規模は、円買い・ドル売り介入として過去最大の総額11兆7349億円に上った。

 中東情勢の不透明感や日米金利差などを背景に、再び円売り圧力が強まると、7月23日には163円台に下落した。1986年12月以来、約39年7カ月ぶりの安値水準を更新しており、介入の効果は帳消しとなっていた。【成澤隼人、ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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