米、6G開発で国際協調枠組み発足へ 日英独など20カ国超参画

2026/07/28 10:16 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米政治メディア「ポリティコ」は27日、トランプ米政権が次世代通信規格「6G」の開発加速に向け、国際協調の枠組みを発足させると報じた。複数の当局者の話としている。日本や韓国、英国、ドイツなど計20カ国以上の同盟国が参画する見込み。6G開発で競う中国の存在感を低下させる狙いもある。

 今回の枠組みは2030年代に6G技術が現行の5Gから置き換わり始めるのを見越した動きで、各国政府が6G戦略で緊密に連携する基盤となりそうだ。

 報道によると、各国は6Gについて「人工知能(AI)から防衛用途に至るまで多様なイノベーションの基盤」となり、経済競争力や安全保障、公共の安全などを強化するものと位置付けている。

 そのうえで、産業界や学界を含めた協力を推進する。今後1カ月~1年の取り組みを定め、6Gの専門窓口の設置や調査結果の共有、政府間対話などを実施。27年半ばごろには対面会合を開催し、その後に実行可能な優先事項を設定する。

 27年10~11月には中国・上海で通信分野の国際会議が開催される。米国はこれに先立つ形で同盟国との協力関係を構築し、6Gの主導権を握る思惑がある。

 米欧は5Gを巡って中国と対立。米国や英国などが、国家安全保障リスクを理由に、自国の通信網から中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)の製品を排除する動きが拡大した。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報