函館のスルメイカ、10日遅れで初競り 令和以降の最高値に
不漁のため、2年連続で中止されていた函館名物・スルメイカの初競りが11日、函館市の市水産物地方卸売市場で、約10日遅れで行われた。生きたまま水揚げする「いけすイカ」は2025年のほぼ半分となる約80キロにとどまり、1キロ当たり1万2000円の高値を付けた。市によると、令和以降で最も高かった25年の1キロ当たり8300円を3700円も上回った。
関係者によると、函館漁港からは10日、7隻が出漁し、全体で約100キロを水揚げした。11日午前5時半に始まった初競りには、多くの仲買人らが集まったものの、1業者が全量を競り落として、あっという間に終了した。
卸売業者「函館魚市場」の美ノ谷貴宏営業部長は「とりあえず初日が出て一安心」とホッとした表情を見せた。一方で、「燃料代の高騰も含め、厳しいスタート。函館市民にも手ごろに食べてもらえるのがスルメイカの良いところなので、あまり高すぎても喜んでばかりいられない。昨年も秋以降に水揚げが増えたので、そこに向けて伸びてくれることを期待している」と話した。
スルメイカ漁は1日に解禁され、初競りは当初、2日に行われる予定だったが、イカがほとんど取れず、25年に続き中止されていた。当初不漁だった25年は、小型スルメイカ釣り漁による漁獲量が全国の漁獲可能量(TAC)を上回り、10月下旬から約3週間にわたって休漁した。【高山純二】
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