頭部負傷の川上審判員が意識回復 「球場へ戻って審判をしたい」

2026/10/16 17:48 

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 日本野球機構(NPB)は16日、プロ野球の試合中に選手の手から離れたバットで頭部を負傷し、治療を受けている川上拓斗審判員(30)の意識が回復し、復帰に向けてリハビリなどを行っていることを明らかにした。

 同日、家族がNPBを通じて公表した談話によると、担当医師から現状について「意識回復とみてよいでしょう」と判断されたという。「会話や食事ができるようになり、後遺症が全くないわけではありませんが、回復できるよう、日々、リハビリに取り組んでいるところです」と説明した。

 さらに「今、拓斗はお見舞いに来てくださる皆様に対し、『球場へ戻って審判をしたい』と繰り返し話しております。今後も復帰を目指して、治療やリハビリを継続していきますので、見守っていただけたらと思います」とつづった。

 川上審判員は球審を務めた今年4月16日のヤクルト―DeNA戦(神宮)で、選手が空振りした際に手から離れたバットが側頭部に当たり、緊急手術を受けた。集中治療室(ICU)から一般病棟に移って治療を受けていた。

 川上審判員は新潟・中越高から独立リーグを経て、2019年にNPBに入局した。1軍の試合は25年4月26日の西武―オリックス戦(ベルーナ)で三塁塁審として初出場。負傷した日は30歳の誕生日翌日で、関係者によると、1軍では初めて球審を務めた試合だった。

 プロ野球では事故後、球審がヘルメットを着用することになった。また、すっぽ抜けを含めスイングの途中でバットを投げ出してしまうことを「危険スイング」と定義し、退場処分などの罰則規定を設けた。【村社拓信】

毎日新聞

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