頂点知る父「ホッと」 2安打の明徳義塾・筧は悔し泣き 甲子園

2026/08/10 16:42 

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 24年前に夏の甲子園で全国制覇した父を持つ選手が、最後の夏に初めて聖地でプレーした。第108回全国高校野球選手権大会に2年ぶり24回目の出場となった明徳義塾(高知)の筧遥真(はるま)選手(3年)。父は4番打者として同校を甲子園初優勝に導いた元プロ野球選手の裕次郎さん(42)だ。

 筧選手は前々回大会と昨春センバツではベンチ外。今年は裕次郎さんから「夏には(甲子園に)来いよ」と発破をかけられていただけに「父との約束を果たせてよかった」と喜んだ。

 裕次郎さんは捕手として甲子園に3度出場。3年の時に4番打者としてセンバツで8強、夏の第84回大会で全国制覇に貢献した。その後、プロ入りして近鉄、オリックスに計6年いた。

 筧選手は兵庫県明石市出身で、中学では祖父新吾さん(65)が監督、裕次郎さんがコーチの硬式野球チームで全国大会優勝などを経験。だが、身長168センチと小柄なこともあり、高校では苦しんだ。「父と比べられ、打てない時は『何でや』と言われ、打っても当たり前と思われる。結果が出ていない時はつらかった」と振り返るが、腐らず努力を重ねて昨秋からレギュラーの右翼手になった。

 明徳義塾は10日の1回戦で日南学園(宮崎)に1―2でサヨナラ負け。6番の筧選手は二回と五回に右前打を放ったが、試合後は「好機で打てず、チームに貢献できなかった」と悔し泣き。一塁側アルプス席で観戦した裕次郎さんは「甲子園に立てたことは親としてうれしい。ヒットを打ってホッとしている」と話した。【来住哲司】

毎日新聞

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