中央大の「鬼門」越えた2年村田結依、集中途切れず 女子学生剣道
剣道の大学日本一を個人戦で争う第59回全日本女子学生剣道選手権大会(毎日新聞社、全日本学生剣道連盟主催)は6日、東京・日本武道館で決勝が行われ、中央大の村田結依三段(2年、守谷)が初優勝した。中大勢の優勝も初めて。
勝敗が決し、面を外した中大の村田の顔には、あふれる感情が見えた。大学の先輩が何度もはね返された決勝の舞台で、2年生がついに「壁」を越えた瞬間だった。
「強引に行ったら打たれる。最後まで粘り強く」。規定の5分間で決着しない我慢比べの決勝で、集中は途切れなかった。
延長戦が始まった直後、相手との距離が近付き、竹刀をぶつけ合った瞬間、ほぼ同時に互いのメンが入った。
「どちら(の旗)が上がってもおかしくなかった」と振り返る際どいせめぎ合いは、「最後に決めきろう」と強い気持ちで立ち向かった村田に軍配が上がった。
全国の強者を相手に厳しい試合の連続だった。
中でも大きな山場の一つが、準々決勝だった。相手は、5月の関東女子学生で優勝した筑波大の岩原千佳四段(3年、八代白百合学園)。実力者との対戦も「いつか隙(すき)が生まれる」と臆せず、延長戦の末にメンを決めた。
中大は、過去3年連続で準優勝が続いていた。決勝を前に「最後は絶対に先輩よりも上に行こう」と気合を入れ直し、大学としても新しい歴史を刻んだ。
日本一の称号は、茨城・守谷高でも団体戦で経験したが、今度は自分だけの努力でつかんだ栄光だ。
高校時代とひと味違う喜びをかみ締めながら「日本一は今日で終わり。また明日から頑張りたい」。まだ2年生の若き剣士は、前だけを見据える。【川村咲平】
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