29歳桐生祥秀、男子100メートル涙のV 陸上日本選手権
◇陸上日本選手権(5日、東京・国立競技場)
◇男子100メートル優勝=桐生祥秀(日本生命、10秒23)
5年ぶりに日本選手権の男子100メートルをトップで駆け抜けた桐生祥秀は雄たけびを上げた。「いろいろな方が桐生祥秀が優勝するのを待ってくれた。(陸上を)やっていて良かった」と涙を流して喜びに浸った。
サニブラウン・ハキーム、柳田大輝といった優勝候補が予選で姿を消す一方で、29歳は順当に決勝の舞台に進んだ。
決勝の8人中、4人が大学生というフレッシュな顔ぶれの中で、桐生は集中していた。序盤から速いピッチを刻み、最後は身を投げ出すようにして競り勝った。
フィニッシュ後、涙を流したのには理由がある。苦楽をともにしてきた仲間の泣く姿が目に入ったからだ。
10年以上トレーナーを務める後藤勤さんらスタッフに支えられプロ選手として活動してきた。
男子100メートルで日本選手初の9秒台をマークしたパイオニアだが、大学時代から難病「潰瘍性大腸炎」を患い、最近も心身の不調に苦しんできた。
久々の「日本一」の称号に、後藤さんは「東京(で世界選手権開催)というタイミングというのが……」と声を詰まらせた。
世界選手権への出場の可能性も残した桐生は「自信になっている部分もある」。まだまだ、陸上界を引っ張っていく。【高橋広之】
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