最優秀選手はパリ五輪金メダルの北口榛花 24年度実業団陸上

2025/04/15 15:34 

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 日本実業団陸上競技連合は15日、2024年度の優秀選手らを対象とした「実業団陸上 of The Year」を発表した。最優秀選手にはパリ・オリンピック女子やり投げを制し、マラソン以外では日本女子初となる陸上の金メダルを獲得した北口榛花(JAL)を選んだ。

 最優秀チーム賞には、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で4年ぶり4回目の優勝を果たした日本郵政グループを選出。前評判の高かった積水化学と競り合い、最終6区で逆転したレース運びが評価された。【岩壁峻】

 その他の受賞者は次の通り。

 <ファイナリストアスリート賞>山西利和(愛知製鋼)=男子20キロ競歩で1時間16分10秒の世界新記録▽奥村仁志(センコー)=男子砲丸投げで19メートル09の日本新記録▽福部真子(日本建設工業)=女子100メートル障害で12秒69の日本新記録▽太田智樹(トヨタ自動車)=ハーフマラソンで日本男子初の1時間切り(59分27秒)での日本新記録▽郡菜々佳(新潟アルビレックスランニングクラブ)=全日本実業団対抗選手権女子砲丸投げ、円盤投げの2冠<ファイナリストチーム賞>新潟アルビレックスランニングクラブ=全日本実業団対抗選手権で団体総合優勝▽旭化成=全日本実業団対抗駅伝で5年ぶり最多26回目の優勝<U23(23歳以下)アスリート賞>三浦龍司(SUBARU)=パリ五輪男子3000メートル障害で8位。東京五輪(7位)に続く入賞▽小林香菜(大塚製薬)=入社1年目で大阪国際女子マラソンで日本勢トップの2位。世界選手権(東京)代表に決定<コーチオブザイヤー賞>西村功(旭化成)=全日本実業団対抗駅伝優勝<社会貢献賞>中央発條=共生社会実現に向け、21年から視覚障害選手を支援。伴走体験会の実施など競技の裾野を広げている。

毎日新聞

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