フィギュア国別対抗練習 25歳の坂本花織「もうちょっと大人に」

2025/04/16 17:30 

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 17日に開幕するフィギュアスケートの世界国別対抗戦の公式練習が16日、会場の東京体育館であり、各選手が調整した。

 日本女子で2大会連続の主将を務める坂本花織選手(シスメックス)はショートプログラム(SP)曲で調整し、得意のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)への入りでバランスを崩す場面もあったが、その後入念に軌道を確認した。4連覇を狙いながらも銀メダルとなった世界選手権(米ボストン)の激闘から約2週間しか経過していないこともあり「やっぱり世界選手権に一番ピークを合わせてやってきたので、コンディション的にはなかなか調整が難しい大会にはなる」と率直な思いを明かした。それでも「体はまだ試合モード。まあまあ良い方だと思います」と語り、今季の最終戦へ意気込みを新たにした。

 9日に25歳の誕生日を迎え「アラサーの第一歩。ちょっと関西のノリを制限しつつ、もうちょっと大人になれたらなと思ってます」と言って報道陣を笑わせた坂本選手。「滑りの方は今までの経験を生かして、これで自分は戦っていくんだっていうのを示せたら」と集大成となる来季へ向けて目標を口にした。 大会は日本を含む6カ国で19日まで行われ、各種目の順位に応じたポイントで争う。日本は男子で世界選手権3位の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)と同6位の佐藤駿選手(エームサービス・明大)が出場。女子は坂本選手に世界選手権3位の千葉百音選手(木下アカデミー)が初出場となる。ペアは2大会ぶりに世界選手権を制した「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組(木下グループ)、アイスダンスは「うたまさ」こと吉田唄菜選手、森田真沙也選手組(木下アカデミー)がエントリーしている。【倉沢仁志】

毎日新聞

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