やまゆり園事件から10年 運営法人が追悼イベント開催

2026/07/23 21:34 

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 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件から26日で10年になるのを前に、園の体育館で23日、追悼イベント「やまゆりの日『~共生社会の実現に向けて~』」が行われた。園の利用者や一般参加者ら約230人が参加し、犠牲者19人を悼むとともに、「ともに生きる」メッセージを発信した。

 一般社団法人県知的障害施設団体連合会と、園を運営する社会福祉法人かながわ共同会の主催。第1部は追悼式で、黙とうの後、永井清光園長が園の現状を報告。地域との交流などを伝える動画を上映した。

 第2部は、ダウン症の書家、金澤翔子さんによる「追悼の揮毫(きごう)」があった。出席者が見つめる中、金澤さんがゆっくりと力強く「愛」と書き上げて披露すると、会場から拍手が湧いた。

 さらに第3部として、全国に向けた「ともに生きる」メッセージを発信。連合会がまとめた「障害者としてではなく一人の人間としてみてほしい」などの「あおぞら宣言」(知的障がい施設利用者権利宣言)の条文を、津久井やまゆり園などの利用者とスタッフが読み上げた。

 終了後の取材に連合会の出縄守英会長は「(利用者)本人が自ら生の声で宣言を読んだことは今までなかった。良かった」と振り返った。共同会の山下康理事長は、事件直後に入所者らが体育館で生活した経緯に触れながら「『共生』をみんなで考えていきたい。(追悼イベントの様子を)全国に伝えたいし、世界にも発信しないといけない」と話した。【佐藤浩】

毎日新聞

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