NHK、理事7人が異例の同時退任へ 井上会長のもと体制一新

2026/04/07 20:14 

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 NHKは7日、執行部の人事(25日付)を発表した。最高意思決定機関、経営委員会の同意を得て任命。会長、副会長に次ぐ専務理事に昇格が決まった原聖樹理事を除き、7人全員が退任する。7人が同時に理事を退くのは異例で、今年1月、21年ぶりにNHK内部から昇格した井上樹彦会長のもとで体制を一新する。

 専務理事となる原氏は、政治部長、報道局長などを歴任。2024年9月、理事に就任した。

 新任の理事は9人。神田真介・NHKグローバルメディアサービス社長、伯野卓彦・メディア副総局長、小形修一・広報局長、藤森康江・広島放送局長、伊藤寿浩・技術局長、工藤緑メディア総局メディアイノベーションセンター長、松村勝康・経営企画局長、東孝子・人事局長、小川航・秘書室長が就任する。藤森氏は大阪放送局長を、伊藤氏は技師長を兼務する。任期は1期2年。放送部門のトップ、メディア総局長は山名啓雄・現副会長が引き続き兼務する。

 井上会長は7日、「個々の人を入れ替えるだけでなく、経営課題に正面から向き合い、判断し、実行できる“チーム”を新たに作る必要があると考えた」とのコメントを発表。経営委員会の古賀信行委員長(野村ホールディングス元会長)は同日、記者団の取材に「経営は、会長を頂点としたチームを作ってことにあたるのが本質。4月を機に極力、体制をきちんとしてというのは非常に理にかなったことだと受け止めている」と語った。

 小池英夫専務理事、根本拓也理事、中嶋太一理事、安保華子理事、寺田健二理事・技師長、平匠子理事、黒崎めぐみ理事は24日付で退任する。根本、寺田両氏からは辞任届が提出されたという。【加藤結花、森永亨】

毎日新聞

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