川崎のJFEスチール事故 3人死亡、1人不明 重り落下で桟橋に穴

2026/04/07 19:46 

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 7日午後4時20分ごろ、川崎市川崎区扇島のJFEスチール東日本製鉄所京浜地区から、高さ40メートル級の足場が崩れ、複数の人が落下したと119番があった。

 神奈川県警などによると、19歳から40代の男性5人が落下した。4人は地上で見つかり市内の病院に搬送されたが、うち3人は死亡した。行方不明の1人は海に落ちたとみられる。

 現場の桟橋では当時、鉄鉱石を積み下ろすためのクレーンを解体する工事を東亜建設工業(東京都新宿区)がJFEスチールから受注していた。

 バランスを取るためにクレーンに付いていた重りが、取り外し作業の際に落下。重り付近の高所にいた男性らが巻き込まれたとみられる。県警は業務上過失傷害容疑も視野に、詳しい事故原因を調べる。

 東亜によると、落下したのはいずれも同社の下請け会社の作業員。重りが落下した原因は「調査中」としている。重りが落ちた衝撃で桟橋に穴が開いたが、行方不明の1人が重りと一緒に穴から海に落下したか、桟橋の外に投げ出されたかは不明という。

 事故当時、対岸で釣りをしていた男性(68)は、大きな音がした後で「水しぶきのようなものが上がって、霧がかかったみたいな感じになった」と振り返る。「行方不明になっている人が見つかるか心配。他の人も一命を取り留めてくれたら」と祈るように話した。別の60代男性は「ものすごい音がして、何か爆発でも起こったのかと思った」と驚いた様子だった。

 JFEスチールのホームページによると、京浜地区がある扇島は人工島。同地区には厚板・薄板部門や、高効率発電所をはじめとするエネルギー部門がある。【真栄平研、矢野大輝、三浦研吾、菅沼舞、清水夏妃】

毎日新聞

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