市内の全小学生がフライト体験 「空の課外授業」で 茨城・稲敷
茨城県稲敷市と日本航空は10日、市内の小学6年生を対象に、成田空港(千葉県成田市)を発着するチャーター機で約2時間の飛行を楽しむ「周遊フライト」を行った。稲敷市から成田空港までは車で約30分と近く、市は「空の課外授業」を通して空港を身近に感じてもらい、業界への理解や関心を深めるのが狙い。日航成田空港支店によると、市内の全小学校が参加するフライト体験は全国でも珍しいという。
市によると、周遊フライトは2023年、親子を対象に初めて開催。その際、児童らから「クラスの皆と乗りたかった」と希望が出て、24年からは市立小8校の6年生全員が対象になった。
今年は10、25の両日、8校の計207人が対象。日航の係員の案内で空港内を見学後、日航グループの格安航空会社「スプリング・ジャパン」のチャーター機で周遊する。
10日は江戸崎、沼里、桜川小の児童計93人らを乗せて出発。機体がふわりと浮かぶと、児童の「ギャー」という声が響いた。神栖市出身の客室乗務員、和田朱里(あかり)さんが「空の旅、いっぺー楽しんでってなー」と茨城弁で歓迎し、つくばみらい市出身の副操縦士、飯島隆介さんがコックピットから運航状況などを実況する「DJパイロット」として搭乗した。児童らが通う小学校上空を通過し、富士山近くを旋回するなどして着陸した。
上空では児童代表による機内アナウンス体験、整備士・客室乗務員によるクイズで大盛り上がり。この日のために考案された特製の機内食をほおばりながら空の旅を満喫した。
機内アナウンスを体験した沼里小の三澤佑馬さん(11)は「飛行機は3回目。アナウンスでは『当機は名古屋に向かって長野上空を順調に飛行しております』と伝えたが、緊張した」。江戸崎小の富田さくらさん(12)は「友達と乗れてうれしかった。いつか海外にも行きたい」と初搭乗に声を弾ませた。
日航成田空港支店の真行寺誠副支店長は「稲敷市は成田空港から近い通勤・経済圏。将来一緒に働く仲間になってもらえたら」と期待した。
市によると、事業は航空機の騒音対策の一環。市の担当者は「空港で働く人の姿を見たり、空港の魅力を認識したりすることで、市と空港の共存共栄につなげていけたら」としている。【鈴木美穂】
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