<1分で解説>江口寿史氏の“トレパク”疑惑 何が問題?影響は?
人気イラストレーターの江口寿史氏(69)が、交流サイト(SNS)に投稿されていた女性の写真を無断でモデルにして広告のイラストを制作していたことが波紋を広げています。江口氏の過去の広告作品についても、他人の作品や写真をトレース(なぞる)して盗用するという意味の造語「トレパク」ではないかという疑惑が浮上しています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「江口寿史氏の“トレパク”疑惑」を解説します。
Q どんなことが問題になっているの?
A 江口氏は、18~19日にルミネ荻窪(東京都杉並区)で開催予定のイベント「中央線文化祭2025」を告知するためのイラストを制作しました。ヘッドホンを首に掛けた女性の横顔が描かれているのですが、この作品について江口氏が「インスタグラムに流れてきた横顔を元に描いたもの」「(モデルとなった女性に使用許可を取っていなかったが)公開後に女性からの連絡を受け、その後のやりとりで承諾を得た」などと、3日にX(ツイッター)で釈明しました(現在は削除)。
Q どういう反応が寄せられているの?
A SNS上では江口氏の制作過程に批判が殺到しています。写真を含む他人の作品を無断でなぞり、自分の作品として発表した場合は著作権侵害にあたる可能性があります。過去の広告作品についても「トレパク」ではないかという疑惑が浮上しており、江口氏のイラストと、構図やポーズが酷似したファッション誌の写真などを比較する投稿が拡散されています。
Q 具体的にはどんな影響が出ているの?
A ルミネ荻窪はポスターを一時撤去し、今後一切使用しないと発表しました。江口氏のイラストを広告に採用しているデニーズ、Zoff、クレディセゾンもイラストの公開停止などの対応を取るそうです。
Q 江口氏の反応は?
A 毎日新聞が取材を申し込んだところ、メールで回答がありました。「現在、各企業からの問い合わせへの対応と、そして『イラストと著作権、肖像権』について弁護士と精査することになっており、現時点でのSNSへの発信および外部、マスコミへの発言は控えるよう言われている」と説明し、「自分の言葉での説明はもちろんするつもりですのでお待ちください」としています。
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