さようなら「日本一」暑い夏 熊谷の大温度計、1週間遅れの取り外し
「暑い熊谷」の風物詩、八木橋百貨店(埼玉県熊谷市仲町)の大温度計(高さ約4メートル)が26日、今季の役割を終えて店頭から取り外された。全国各地で猛暑に見舞われた2025年夏。下ろしたのは温度計だけでなく、18年から保持していた「暑さ日本一」の看板も返上することに。ちょっぴり残念な気配も漂うが、同店担当者は「気温を競っているわけではなく、注意喚起のための大温度計。来年も引き続き掲示します」としている。【隈元浩彦】
熊谷市は18年に41.1度を記録し「暑さ日本一」に。7年にわたって首位に立ったが、列島が沸騰したかのような今夏、ランキングは塗り替えられた。8月5日に41.8度を記録した群馬県伊勢崎市がトップに立ち、熊谷市は6位に後退した。
「大変な時代ですよ。『暑さ寒さも彼岸まで』という言葉が通用しなくなった」と、顔を曇らせるのは、同店主幹の宮地豊さん(64)。07年にスタートした大温度計の生みの親だ。例年は「秋分の日」前に取り外していたが、高温が続くため1週間延ばした。それでもこの日は30度超えの真夏日を記録した。
今夏の集計表を見せてくれた。設置の5月14日から9月25日までの間、真夏日は40日、35度以上の猛暑日は53日。「猛暑日が13日も上回った。しかも40度超えが2日ありました。熊谷だけでなく、全国的に厳しい暑さに見舞われています。地球が心配ですよ」。1位から陥落してさぞかし悔しい……と思いきや、「これ以上暑くなってほしくない。そもそも自分の努力で1位になったわけではないですから」と、ごもっともな正論。
“仕掛け人”の口調にはどこか余裕が漂う。「一時、高知県四万十市が『暑さ日本一』になったのですが、取材などの問い合わせ件数は全く変わりませんでしたから」。「暑い熊谷」のブランドは不変ということなのだろう。
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