<1分で解説>日教組集会で古賀誠自民元幹事長が講演、何を語った?

2025/09/21 18:09 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本教職員組合(日教組)の第114回定期大会が20日、東京都内で開かれ、自民党元幹事長の古賀誠氏(85)が講演しました。革新系の政党と近い日教組の集会で、保守系の重鎮だった政治家が講演するのは異例です。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「日教組集会で古賀誠氏が講演」について解説します。

Q 古賀氏はどんな話をしたの?

A 古賀氏は、戦時中生まれの国会議員がごくわずかになった現状に触れ、「戦争も外交で言えば理屈の一つだと考える若い人が増えた。極めて危険だ」と指摘し、平和のために政治が果たす役割の重要性を強調しました。

Q 靖国神社のことも話したの?

A 「靖国は国内問題だ」と述べ、靖国神社に合祀(ごうし)されたA級戦犯の分祀が必要だとの考えを示しました。

Q 日教組と古賀氏は政治的な立場が違うのでは?

A 政治的な立場が異なることを踏まえつつ、古賀氏は講演後の報道陣の取材に対し「来ていいのかな、とも考えたが、戦後80年という節目であり、自分の考えをお話しした」と説明しました。

Q 日教組はどうして古賀氏を招いたの?

A 日教組は「政党や政局を超え、平和への思いを語ってもらい、私たちの運動を見直すきっかけにできればと考えた」としています。

Q 古賀氏ってどんな人なんだっけ。

A 1980年の衆院選で初当選し、運輸相や自民党幹事長などを歴任しました。父親は太平洋戦争で戦死し、古賀氏は政治家として一貫して平和を訴え続けてきました。

Q 自民党総裁選についても話したの?

A 古賀氏は総裁選の候補予定者に対し、「一番大事なことを誰も言っていない。平和はどうするんだ、あなたたちはどう考えているんだ、と言いたい」と話しました。

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報