<1分で解説>たばこポイ捨て…大阪・なんばがワースト1位のわけ

2025/09/23 18:05 

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 大阪府飲食業生活衛生同業組合が、全国6カ所でたばこの吸い殻のポイ捨て数を調べた結果、大阪市中央区のなんば駅周辺が4284本で全国ワースト1位となりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「大阪・なんばのたばこポイ捨て問題」について解説します。

Q ほかの調査地点はどうだったの?

A ワースト2位は福岡市中央区(天神駅)の1033本で、その他は多い順に、東京都千代田区(東京駅)1026本▽名古屋市中村区(名古屋駅)699本▽札幌市中央区(札幌駅)589本▽大阪市北区(梅田駅)365本――でした。東京駅周辺と比べ、なんば駅周辺は約4倍も多かったです。

Q どうしてなんば駅周辺はそんなに多いの?

A なんば駅周辺は観光地や繁華街が集まっていて、外国人観光客を含めたくさんの人が集まる場所です。さらに、喫煙所が少ないことも理由の一つとされています。

Q 大阪市では路上喫煙はいいの?

A いいえ、今年1月から大阪市内全域で路上喫煙が禁止されています。

Q ポイ捨てを見かける人は多いの?

A 大阪市内で調査したところ、約6割の人が「週1回以上ポイ捨てを見かける」と答えています。

Q 調査した組合の人たちはどう思っているの?

A 「路上喫煙の禁止や受動喫煙の防止には賛成だけど、行政がしっかり対策しないなら規制はやらない方がいい」と考えています。

Q 今後、どんな対策が考えられているのかな。

A 大阪市は、喫煙所の数を増やすことや、どのエリアで対策が必要かを調べて、企業などにも協力を求める方針です。

毎日新聞

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