悠仁さま「加冠の儀」で成年用の冠に 平安期からの伝統踏まえ
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまは6日午前、皇居・宮殿「春秋の間」で成年式の中心的儀式「加冠の儀」に臨まれた。
古式装束をまとい、天皇陛下から授かった成年用の冠をかぶる悠仁さまの姿を天皇、皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻、佳子さまら皇族方が見守った。
儀式は午前10時ごろに始まった。
悠仁さまは、未成年の装束である浅黄色の「闕腋袍(けってきのほう)」と黒い額当て「空頂黒幘(くうちょうこくさく)」を身に着けて入室。加冠役の陛下の側近らが空頂黒幘を外し、成年用の冠「燕尾纓(えんびのえい)」をかぶせた。
固定する掛け緒がアゴの下で結ばれ、両端が和ばさみで切り落とされると、パチンパチンという音が静かな間内に響いた。
その後、悠仁さまは両陛下やご夫妻の前にゆっくりと歩みを進め、陛下には「本日の成年式にあたり冠を賜り、誠にありがとうございました」、ご夫妻には「成年皇族としての自覚を持ち、そのつとめを果たしてまいりたいと存じます」と感謝の言葉を述べた。
装束の裾は約6メートル。この長さは古くから身分の高さを示す伝統という。
儀式には石破茂首相ら三権の長らも参列。厳かな雰囲気の中、平安期からの伝統を踏まえているという古式ゆかしい儀式は20分ほどで終了した。
加冠の儀のあと、悠仁さまは闕腋袍から成年用の装束「縫腋袍(ほうえきのほう)」に着替える。
皇居内を儀装馬車で移動し、皇室の祭祀(さいし)の場である宮中三殿に向かう。「賢所皇霊殿(かしこどころこうれいでん)神殿に謁するの儀」に臨み、先祖らに報告する。
午後は、えんび服で改めて両陛下にあいさつをする「朝見の儀」があり、陛下から最高位の勲章「大勲位菊花大綬章」を授けられる。夜は帝国ホテルで親族が集まる祝宴が開かれる。【山田奈緒】
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