行方不明の男性遺体発見 道は「ヒグマ注意報」発出 北海道・羅臼岳
知床半島にある羅臼岳(標高1661メートル)で、行方不明となっていた登山者の20代男性の遺体が発見され、事故現場付近で親子のヒグマ3頭が駆除された。道は14日夜、斜里町と羅臼町を対象に「ヒグマ注意報」を発出した。ヒグマは駆除されたものの、現地の警戒は続く。
道警によると、遺体は親グマが駆除された山の斜面上で発見された。遺体の身元確認を進める。
駆除されたクマ3頭は、ヘリで知床財団の施設に搬送。道は道立総合研究機構(道総研)の専門家を現地に派遣し、DNA型分析で男性を襲った個体かどうかを確認する。
道が発出したヒグマ注意報は、道ヒグマ管理計画に基づき、市街地付近で出没が頻発した場合や市街地以外のヒグマの生息圏で人身被害が発生した場合などに発出される。
注意報の発出は9月13日までの予定。駆除されたヒグマが男性を襲った個体と確認され、周辺地域が安全と判断されるまで解除しない。
羅臼岳の三つの登山口は、ヒグマの襲撃があった14日から閉鎖されており、登山客の安全確保のため15日も閉鎖が続いた。
道は道ヒグマ対策室やオホーツク総合振興局の職員を斜里町役場に派遣し、警戒体制を強化。斜里町と羅臼町には14日にエリアメールを出して注意喚起し、ホームページや道公式X(ツイッター)でも発信している。
道内では7月に南部の福島町の住宅街で男性がヒグマに襲われて死亡している。知床が世界自然遺産登録後、登山者がヒグマに襲われたのは初めて。【後藤佳怜、和田幸栞、本多竹志】
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