成年式に臨まれる悠仁さまに勲章授与 9月8日に伊勢神宮参拝

2025/07/29 09:34 

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 政府は、9月6日に成年式に臨まれる秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(18)に、同日付で最高位の勲章「大勲位菊花大綬章」を授けることを29日の閣議で決定した。また、宮内庁は成年式に関係する行事として、9月8日に悠仁さまが伊勢神宮(三重県伊勢市)と皇室が初代天皇とする神武天皇の陵(奈良県橿原市)を参拝すると発表した。

 皇室の成年式は男性皇族が成人した際に開かれる。悠仁さまは昨年9月に成人したが大学受験を控えており、19歳の誕生日にあたる1年後の開催になった。天皇陛下の使者から冠を受け取り、皇居・宮殿で冠を着用する「加冠(かかん)の儀」や天皇、皇后両陛下にあいさつをする「朝見の儀」などに臨む。勲章は天皇陛下から授与される。

 成年式は1985年11月の秋篠宮さま以来40年ぶり。宮内庁によると、9月6日当日の夜は元皇族を含む親族を招いた内宴を開く。9日に昭和天皇陵(東京都八王子市)を参拝し、10日には三権の長らを招いた昼食会がある。

 一連の行事内容は陛下や秋篠宮さまの先例とほぼ同じ。一方、陛下や秋篠宮さまの際は公的な行事として宮殿で開いた食事会を、今回は都内の民間施設で開く。内宴は私的、昼食会は公的な行事としていずれも秋篠宮ご夫妻が主催する。公的な昼食会も民間施設で開く理由について、宮内庁は「宮殿は天皇の諸行事が行われる場であり、宮家主催の行事を宮殿で開くことは適切ではない」としている。【山田奈緒、柿崎誠】

毎日新聞

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