当面は「震度6弱程度の地震が起きる可能性ある」 気象庁緊急会見

2025/07/03 17:45 

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 鹿児島県十島村で3日午後4時13分に震度6弱の揺れを観測する地震が発生したことを受け、気象庁は3日夕、緊急記者会見を開いた。当分の間、震度6弱程度の地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけた。

 6月21日から頻発する一連の地震で震度6弱を観測したのは初めて。同日以降、震度1以上を観測した地震の回数は7月3日に計1000回を超えた。

 気象庁によると、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約20キロ、地震の規模はマグニチュード(M)5・5と推定される。津波の心配はない。

 気象庁地震津波監視課の海老田綾貴課長は記者会見で「これから夜に入る。寝室では家具が倒壊しない場所、上から物が落ちてこない場所で寝てほしい。枕元に靴や懐中電灯を置いてほしい」と呼びかけた。

 また、「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっている。やむを得ない事情がない限り、危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください」と呼びかけた。【最上和喜】

毎日新聞

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