ブルーインパルス 万博会場で12、13日展示飛行に再挑戦 防衛省

2025/07/01 13:57 

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 防衛省は1日、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が大阪・関西万博会場上空での展示飛行に再挑戦すると正式発表した。12日と13日に2日連続で、午後3時から15分程度実施する。当初は4月の万博開幕日に予定されていたが悪天候で中止となり、再挑戦を求める声が寄せられていた。

 防衛省によると、ブルーインパルスは両日とも、午後2時40分ごろ関西国際空港を離陸。当初の飛行ルートと同じく、通天閣や大阪城、1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」など大阪府内のランドマークを巡った後、午後3時ごろから万博会場の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の上空で展示飛行に臨む。

 展示飛行は通常、予行と本番の順に行うが、防衛省は2日間とも「本番」と位置づけ、再び中止となる事態を回避したい考えだ。中谷元・防衛相は1日の閣議後記者会見で「次こそ天候に恵まれ、無事行われることを願っている。引き続き万博の成功に向けて、できる限りの役割を果たしていきたい」と述べた。

 4月13日に展示飛行が中止となった後、日本国際博覧会協会の副会長を務める吉村洋文・大阪府知事が万博開催中の再挑戦を防衛省側に要請していた。一方、ブルーインパルスの使用機体と同型のT4練習機が5月14日、愛知県犬山市のため池に墜落する事故が発生。防衛省はT4全機の飛行を見合わせたうえで緊急点検などを実施し、6月13日から順次飛行を再開した。【松浦吉剛】

毎日新聞

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