梅雨にもかかわらず太平洋高気圧に覆われた１８日、近畿各地では今年一番の暑さを記録する地点が相次いだ。

　京都市と滋賀県東近江市で３６・５度まで上昇。その他、奈良県十津川村で３６・２度▽兵庫県朝来市３５・８度▽和歌山県かつらぎ町３５・３度▽大阪府豊中市３４・９度――となり、いずれも今年の最高を記録した。大阪府を除く５府県で最高気温が３５度以上の「猛暑日」となる地点があった。

　大阪市は今年最高の３４・１度を記録。同市此花区の人工島・夢洲（ゆめしま）の大阪・関西万博会場では、日陰でアイスクリームを食べたり、大屋根「リング」の下で涼を取ったりする人たちの姿が目立った。家族５人で訪れた大阪府八尾市の自営業、山下浩さん（６０）はミストで涼を取り「とにかく暑い。パビリオンの予約は取れず、暑いので並ばなかった」と話した。【峰本浩二、新宮達】