新名神逆走事故 危険運転致傷罪などで運転手を起訴 津地検

2025/06/18 18:55 

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 三重県亀山市の新名神高速道路で乗用車が逆走し4人が負傷した事故で、津地検は18日、乗用車を運転していたペルー国籍の無職、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)=滋賀県長浜市=を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告、救護義務違反)の罪で起訴した。認否は明らかにしていない。

 起訴状によると、5月18日、ロッシ被告は酒気を帯びた状態で名古屋市内で乗用車を運転。その後、亀山市安坂山町の新名神高速道路を時速15キロで逆走するなど危険な運転で4人がけがをする玉突き事故を引き起こしておきながら、通報や負傷者の救護をせずに逃げたとされる。

 また、津区検は18日、ロッシ被告のいとこで、同乗していたペルー国籍のスエノ・レルズンディ・ホルヘ・アントニオ被告を道交法違反(飲酒運転同乗)の罪で略式起訴。津簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。起訴状などによると、5月18日早朝、ロッシ被告が酒を飲んでいる事を知りながら「車で行こう」と唆したとされる。【長谷山寧音】

毎日新聞

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