2033年の式年遷宮へ準備 ご神木運ぶ前に心身清める 伊勢神宮
伊勢神宮のご神体を納める「御樋代(みひしろ)」の材料となるご神木を運ぶ「御樋代木奉迎奉曳(ほうげいほうえい)行事」を前に25日、三重県伊勢市二見町の二見興玉神社で「浜参宮」が行われた。伊勢神宮で20年に1度、社殿の造り替えなどを行う式年遷宮に向け、長野県と岐阜県の御杣山(みそまやま)で最初に伐採されるご神木を迎え、運ぶ前に関係者ら約400人が心身を清めた。
背に黒で「伊勢」と染め抜いた白い法被を着た奉曳本部の役員や伊勢市内で結成された約70の奉曳団の代表らは、奉祝木遣(きや)りを出発の合図に約1キロの参道を歩いた。鳥居前で木遣りを奉納した後、二見興玉神社を参拝し、神職から無垢塩祓(むくしおはら)いを受け、心身を清めた。
二見浦は古来、清浄な浜辺と尊ばれ、伊勢神宮の参拝前に浜辺で水を浴び、心身を清めるみそぎ場とされてきた。2033年の次期遷宮に伴う民俗行事で26年と27年に実施予定の「お木曳(きひき)行事」の前にも浜参宮をするのが習わしとなっている。奉曳本部の本部長を務める鈴木健一伊勢市長は「先人から預かった伝統を、次の世代へつないでいけるように取り組みたい」と話した。
御樋代木奉迎奉曳行事は6月9、10日に伊勢市内で実施される。御樋代木は6月3、4日に長野と岐阜の御杣山で切り出された後、9日にそりにご神木を載せて五十鈴川をさかのぼる川曳で内宮に、10日はご神木を奉曳車に載せて宮川の度会橋東詰から外宮までを曳く陸曳(おかびき)で運ばれる。【小澤由紀】
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