一力本因坊が王手か、芝野十段がタイに戻すか 本因坊戦第2局始まる

2025/05/25 10:30 

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 一力遼本因坊(27)に芝野虎丸十段(25)が挑戦する第80期本因坊決定戦五番勝負の第2局(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛、本因坊戦能代市開催実行委員会協力)が25日午前10時、秋田県能代市の旧料亭金勇で始まった。

 金勇での本因坊戦は2期ぶり6回目。「天然秋田杉の殿堂」と称される国登録有形文化財で、対局室の大広間は110畳もの広さを誇る。

 14日の第1局を制した一力本因坊が3連覇まであと1勝とするか、芝野十段が1勝を返してタイに戻すか。

 第1局の後、一力本因坊は韓国であった世界戦、LG杯2回戦に勝利して8強入り。芝野十段も碁聖戦で挑戦者決定戦に進出するなど、好調ぶりを見せている。

 24日のインタビューで、一力本因坊は、第1局、LG杯と「納得のいく戦いができている」と手応えを口にし、芝野十段は「後悔のないように、これまで通り集中していければ」と気を引き締めていた。

 芝野十段、一力本因坊の順に対局室に入室。午前10時、立会の高尾紳路九段が声を掛け、先番(黒番)の一力本因坊が右上隅星に第1着を打ち下ろして戦いの火ぶたが切られた。【最上聡、武内亮】

毎日新聞

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