警視庁深川署は１６日、指定薬物の成分が含まれたクッキーを所持したとして、日本テレビの２０代の男性社員を医薬品医療機器法違反（所持）の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材で判明した。

　書類送検容疑は２０２４年１２月、東京都内で指定薬物の成分が入ったクッキーを所持したとしている。

　捜査関係者によると、男性社員はクッキーを食べた後に体調不良になり、病院に搬送された。クッキーからは指定薬物の成分が検出されており、インターネットで購入したとみられる。

　日テレ広報部によると、男性社員は社内の聞き取りに対し、「違法な成分が入っていると思っていなかった」と話しているという。日テレは「捜査の推移を見守り、適正に対応してまいります」とコメントした。【松本ゆう雅】