愛知の空自機墜落 中谷防衛相「搭乗員らしきものを発見」

2025/05/16 19:29 

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 航空自衛隊のT4練習機1機が愛知県犬山市のため池、入鹿(いるか)池に墜落した事故で、中谷元防衛相は16日夕、「(安否不明の)搭乗員らしきものを発見した。所要の確認を進める」と明らかにした。

 T4に搭乗していたのは新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県)の第5航空団第305飛行隊に所属する井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)。網谷2尉が前席、井岡1尉が後席に乗っていた。前席、後席のどちらでも操縦が可能なため、事故当時、どちらが操縦していたのかは分かっていない。2人ともT4を操縦する資格を有していた。

 2人は14日午前、井岡1尉がF15戦闘機を、網谷2尉がT4をそれぞれ操縦して新田原基地を出発。名古屋空港に到着後、F15を定期修理のため民間企業に預けた。2人でT4に乗り新田原基地に帰還する途中、名古屋空港から北東に約13キロの入鹿池に墜落した。現場付近ではこれまでに機体の残骸などが見つかっている。【松浦吉剛】

毎日新聞

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